PRESS RELEASE
2014年10月13日
〜レース1で1位から4位を独占したシトロエンが
2014年マニュファクチャラーズチャンピオンに決定〜
シトロエン・レーシングは、中国・上海国際サーキットで行われたFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)で、レース1において1位から4位を占め圧倒的な速さを見せました。この結果、2戦を残してシトロエンのマニュファクチャラーズタイトルが確定しました。シトロエンC-Elysée WTCCは参戦1年目にして圧倒的な完成度を見せつけました。
レース1では、ポールポジションからホセ‐マリア・ロペス、2番手からマー・チンホワ、3番手からイヴァン・ミューラーがスタート。3台はまったく危なげない走りでポジションを保ち、後続を引き離して14周のレースを走り切りました。5番手からスタートしたセバスチャン・ローブは、スタートで7番手まで順位を落としましたが、その後挽回し、6周目には4番手に上昇。シトロエン勢が1位から4位までを占め、レースを支配しました。ロペスは今シーズン8勝目、チンホワはホームレースで2位となり、多くの歓声を浴びています。
リバースグリッドで行われるレース2は、ローブが6番手、ミューラーが7番手、チンホワが9番手、ロペスが10番手からのスタート。2周目にミューラーとローブが接触し、ミューラーはリタイア、ローブはダメージを負いながら走行を続けます。この段階でローブは5番手、ロペス6番手、チンホワは8番手でした。速さに勝るロペスは5周目には3番手に上がると、その時点で10秒近くあったトップとの差を詰め始めます。しかし逆転には至らず、ロペスは3位でフィニッシュ。4番手でゴールしたローブは、レース後にペナルティの裁定が下され12位に降格、チンホワは5位となりました。シトロエンC-Elysée WTCCはレース1で上位を独占し、第10戦終了時点のマニュファクチャラーズポイントを848まで伸ばし、2戦を残してタイトルを確定させました。ドライバーズ選手権では1位のロペスが、2位ミューラーとの差を75ポイントまで広げ、次戦鈴鹿でのチャンピオン確定の可能性を高めています。
ドライバーのコメント
■ホセ‐マリア・ロペス
「私にとって非常に重要な週末で、普段よりも緊張していました。シトロエン・レーシングのマニュファクチャラーズタイトルを確定できて、非常にうれしく思います。チーム全員にお祝いの言葉を述べるとともに、感謝しています」
■マー・チンホワ
「まず、シトロエン・トタルに感謝しています。私の経験不足を補うため、チームの皆は全力を尽くしてくれました。レース1は僅差の2位で終えることができ、良い結果でした。モスクワでの優勝より価値のある結果だと思います」
■イヴァン・ミューラー
「個人的に言えば、あまり出来のいい週末ではありませんでしたし、私にとっては最高のシーズンとも言いづらい状況です。しかし、タイトルを獲得したチームの結果、関係者全員の努力をうれしく思っています」
■セバスチャン・ローブ
「レース1での1位〜4位独占という出来事は、私たち全員にとって忘れることのできない思い出になるでしょう。レース2は、ブレーキングを少し甘く見すぎて、誤ってイヴァンに衝突してしまいました。本当に申し訳なく思っています」
いよいよ鈴鹿での日本ラウンドが10月25日〜26日に迫りました。プジョー・シトロエン・ジャポンではシトロエン・レーシングの来日を歓迎し、鈴鹿でも様々なPR活動を展開、WTCCを盛り上げて参ります。