IRLインディカー・シリーズが2012年からの新規則導入に伴い、新しいエンジンマニュファクチャラーの発表をする準備があり、その新しいマニュファクチャラーはシボレーになるだろうと英国のautosport.comが伝えている。
2005年を最後にシボレーとトヨタが撤退し、ホンダが単独でエンジン供給をしているIRLインディカー・シリーズ。2012年からは、ダラーラ製のモノコックに、IRLから認可を受けたさまざまなメーカーのエアロパーツを装着できる新シャシーに加え、最大で6気筒、2.4リッターのエンジンで、550馬力から700馬力までトラックに合わせて発生する新エンジン規定が定められている。
ホンダは2012年規定が発表された後、先陣を切って2.4リッター・ツインターボのV6エンジンを2012年から投入すると発表し、継続参戦を申し出ているが、その後参戦を表明するメーカーは現れていなかった。
ホンダ・パフォーマンス・デベロップメントのバークマン社長は、英autosport.comに対して“競争相手が欲しい”と訴えていたが、ここ数日アメリカのメディアでは、シボレーが2012年からの新しい規則に強い関わりを持とうとしていると伝えている。また、INDYCARシリーズ側では、12日(金)にインディアナポリス・モータースピードウェイ内のホール・オブ・フェイム博物館でなんらかの発表を行う予定をしている。