2010年F1第4戦中国GPの日曜決勝で、メルセデスのミハエル・シューマッハーは10位となり、最後のタイヤ交換の時期が早すぎて終盤はタイヤがだめになってしまい、全く戦えない状態だったと振り返った。ニコ・ロズベルグは3位だった。
■メルセデスGPペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ミハエル・シューマッハー 決勝10位
忘れてしまいたいレースが時にはあるが、今日のレースがそれだし、週末全体がそうだった。僕にとっていいレースではなく、僕自身もよくなかった。今回のことはまた新たなひとつの経験としてとらえ、受け入れなければならない。タイヤについてもっとうまくやれなかったことが残念だけどね。タイヤの戦略は、あまりうまくいかなかった。最後の10周、タイヤは完全にだめになっており、インターミディエイトというよりはスリックのような状態だった。最後のセットに換えたのがかなり早い時期だったが、違う方法をとってタイヤをもっといい状態で使うべきだった。全体的に見ると、いいバトル、タイトなバトルをいくつかできて楽しかったけれど、最後のピットストップの時期がたぶん早すぎて、終盤は何もできず、戦えない状態だった。表彰台に上ったニコにおめでとうを言うよ。少なくとも僕らのうちひとりは大量にポイントが獲れてよかった。今は家に帰るのを楽しみにしているんだが、帰れるのかどうかだね!
ニコ・ロズベルグ 決勝3位
2戦連続で表彰台に上れて最高の気分だよ。いろいろなことが起こったレースだったが、僕らはとてもいい判断をし、それによって今日のこのポジションを争うことができた。最初に雨が降ってきた時、ジョックとチームのアドバイスでスリックでステイアウトすることに決めた。雨よ、どうかやんでくれ、と祈りながら走ったよ! 結局それは正しい判断で、しばらくの間レースをリードすることになり、最高の気分だった。また雨が降り出した時、インターミディエイトにひどいデグラデーションが起き、ジェンソンに前に行かれてしまった。インターミディエイトでのペースはそれほどよくなかったようだけど、3位という素晴らしい結果が出せたし、今週末は正しい方向に一歩前進できた。僕らのチームはまだまだこれからパフォーマンスを上げていける。いい結果を出し、ドライバーズ選手権2位のポジションでヨーロッパラウンドに向かえるのは本当に素晴らしいことだよ。