モナコGP決勝を6位でフィニッシュしたミハエル・シューマッハーに20秒加算のペナルティがくだされた。
シューマッハーはセーフティカーが78周目の終わりに隊列から離れた後、最終コーナーのアントニー・ノーズでアロンソをパス、6位にポジションを上げそのままチェッカーを受けた。
しかしシューマッハーのこの行為はスポーティングレギュレーションの違反にあたると判断され、レース後にペナルティが与えられることになった。
レギュレーションでは、セーフティカーのコントロール下でレースが終わる際は、セーフティカーはファイナルラップでピットレーンに退くことになっているため、マシンはその時のポジションを保ってチェッカーを受けなければならないとされている。
この結果、シューマッハーにはドライブスルーペナルティが与えられたが、このオーバーテイクがレース終了から5周のうちに起こった出来事だったため、ペナルティはレース結果に対し20秒加算というものに変更されるかたちとなった。
シューマッハーはこれで6位からポイント圏外の12位に脱落。代わって7位アロンソ以下の順位がひとつづつ繰り上がり、11位でフィニッシュしたセバスチャン・ブエミが今季初ポイントを獲得している。