F1ヨーロッパのスチュワードは、審議対象に上がっていたミハエル・シューマッハーにペナルティを科さないことを正式に決定した。
シューマッハーは、ルイス・ハミルトンとパストール・マルドナドが接触して黄旗が出た際に、DRSを使用したとして審議にかけられていた。
ここでは、シューマッハーのDRSが黄旗エリアで開いていることがビデオ映像によって確認されたが、スチュワードはシューマッハーが十分な減速を行っており、ペナルティーには該当しないと結論づけた。
「テレメトリーとビデオ映像の検証、さらにドライバーとチームの代表者からヒアリングを行った結果、スチュワードはダブル・ウエーブ・フラッグ・ゾーンでドライバーが大幅な減速を行っている点に着目した」とスチュワードは説明している。
さらにスチュワードは、1か月前のスペインGPで黄旗時にDRSを使用したフェリペ・マッサとセバスチャン・ベッテルの状況と今回とでは、「本質的に異なる」と付け加えている。
これでシューマッハーは、2006年中国GP以来の3位が確定した。