小林可夢偉のF1初表彰台で幕を閉じた今年の日本グランプリは、週末の入場者数が大台の20万人を超えた。
今年の鈴鹿は、3日間とも穏やかな秋晴れにも恵まれ、初日の金曜から昨年を上回る4万1000人が来場。予選も昨年より1000人ほど多い6万4000人のファンがつめかけた。
木曜日に今シーズン限りでの引退を表明したミハエル・シューマッハーの鈴鹿ラストランも少なからずファンの入りを後押し。また今年は、キミ・ライコネン人気からかロータスのキャップやシャツをまとったファンが例年よりも多く見られた印象だ。
ただ、やはり人々の注目の的だったのは日本人ドライバーの可夢偉。予選で日本人ベストグリッドの3番手を獲得したことは、ファンの表彰台への期待を高く押し上げた。
そうしたなかで迎えた決勝には10万3000人のファンが来場し、3日間トータルでは9000人多い20万8000人が集まった。
鈴鹿では来年も10月13日(決勝)に日本グランプリが開催されることが決まっている。可夢偉の来季去就はまだ決まっていないが、願わくは来年も可夢偉の活躍で今年以上に盛り上がることを期待したい。
(決勝翌日の可夢偉参加イベント「カムカム可夢偉スペシャルファンミーティング」には1万人がつめかけた)