今季から四輪レースに挑戦する元MotoGPのチャンピオン、ケーシー・ストーナーがアデレードで行われたV8スーパーカー・デベロップペント・シリーズの開幕戦に参戦し、四輪レースデビューを果たした。
2007年と2011年にMotoGPを制したストーナーは、昨年限りで二輪レースを引退。新たな挑戦に母国オーストラリアの人気レースであるV8スーパーカーを選び、トリプル8ホールデン・コモドアと契約。V8スーパーカーの下位シリーズ、デベロップペント・シリーズに参戦することを発表していた。
先週末、アデレードで開幕戦を迎えたストーナー。第1レースでは、フトントタイヤをバーストさせリタイアとなったが、第2レースはグリッド後方から追い上げ30台中15位でチェッカーを受けた。
8番手のラップタイムも記録したストーナーはデビューレースに対して、「概ね良かったよ。ナーバースになっていたけど、自分が思っていたよりもOKだった」とコメント。
「まだたくさんのことがコックピットで残っている。セットアップやジオメトリー、24年バイクについて学習していたけど、理解するには長い時間がかかるだろうね。僕たちのやり方には満足しているよ。昨日の第1レースは正しい仕事ができなかったが、今日は明確に良くなったし、快適に感じた」
第1レースをトラブルで終わったストーナーは、第2レースの目標は完走だったと話す。
「今日の目標は、昨日やってしまったようにタイヤにフラットスポットを作らず、完走を目指すことだった。とっても楽しむことができたよ」
「みんな本当にいいレースをしていた。スペースも空けていて、何度かバトルをすることもできた。明日違うレースに参戦したいくらい、とても楽しかったんだ」
四輪レースデビューを果たしたストーナー。次のレースは、5月初めに行われる第2戦に参戦する予定だ。