フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは、次のスパとモンツァはチームにとって今季最も力を発揮できるグランプリになるだろうと自信を示した。同チームはここ2戦好成績を挙げている。
スーティルはドイツとハンガリーで今季予選最高位の8位を獲得、ドイツでは今季決勝最高位の6位に入った。ハンガリーではポール・ディ・レスタも決勝自己ベストの7位を獲得している。
フォース・インディアはパフォーマンスを向上させてきており、現在の空力パッケージとメルセデスエンジンによって直線スピードが非常に速いため、スパとモンツァではさらに力を発揮できるだろうとスーティルは考えている。
今の勢いに満足しているかと聞かれたスーティルは「もちろんだ」と答えている。
「僕らにはこれを実現することが重要だった」
「冬の間に(マシンに)いくつか変更を加えたため、シーズンの序盤は少し苦しんだ。そのなかで僕らはいい結果を目指してきた。今僕らは軌道に乗った。さらに大量のポイントを獲りにいこうと思っている。スパとモンツァは僕らにとって有利なサーキットだ。もっと強さを発揮できるだろう」
「ダウンフォースが向上し、(マシンの)全体的な安定性もよくなっているというのはいい兆候だ。それがスパでは助けになるだろう。僕らのマシンは直線では最速の部類に入る。スパとモンツァでは他のレースよりも有利に戦えるはずだ」
フォース・インディアは、マニュファクチャラーズ選手権において6位のザウバーに9ポイント差まで迫った。一方、すぐ下の8位には4ポイント差でトロロッソが控えている。しかしスーティルは、54点差で4位につけるメルセデスを目標にしていくと宣言した。
「彼ら(メルセデス)は手ごわい相手だし、彼らに勝つのは簡単なことではない。でも僕らはニュルブルクリンクでそれが可能なことを証明した。僕らは常に上位を目指していく」
「でもザウバーのことも忘れてはならない。彼らのレースペースはいいからね」