ザウバーのエイドリアン・スーティルは、今年初のF1合同テストでチームは低調に見えたかもしれないが、マシンは開幕戦まで大幅に向上すると自信を見せている。
1月28日から31日にヘレスで開催されたテストで、ザウバーチームは4日間において全チーム中5番目となる163周を走行、タイムとしてはスーティルは13番手、エステバン・グティエレスは15番手だった。
走行中、ずっとグリップが足りなかったと述べていたスーティルだが、バーレーンでの次回テストでは大規模な空力アップデートが予定されており、今後マシンはどんどん改善していくと考えている。
「(ヘレスでの)テストは僕らにとって新車のお披露目みたいなものだった」とスーティル。
「すべてのパーツを装着していたわけではなく、開幕戦やバーレーンで走らせるものとは全く異なるスペックのマシンだった」
「バーレーンでは、テストに適した気温の下で、よりレースに近いコンディションで、完全に新しいパッケージのマシンを走らせる。だから本格的なテストをスタートできる」
「楽しみだよ。今回のテストではマシンもチームも大きな仕事を強いられたからね」
開幕戦オーストラリアGPでのマシンはヘレスのバージョンと比べてどれぐらい向上すると予想しているかとの質問に対し、スーティルは、「ここ(ヘレス)と比べると、僕らのマシンはものすごく大きな進歩を遂げるだろう」と答えた。
「正しい方向に進み、2、3秒向上させられることを期待している。ただ今の時点でそれは推定でしかない。自分たちがどれだけ速くなるか、様子を見ていくしかない」
「今後、今のポジションからどんどんよくなる一方だ。ファクトリーではダウンフォースの大幅な向上が図られており、そのパーツをつければ、すべてがいい方向にいくはずだ」