2010年F1第12戦ハンガリーGPの日曜決勝で、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは、ピットでルノーが危険なリリースをしたためにクラッシュしてリタイアすることになり悔しいと語った。ビタントニオ・リウッツィは13位だった。
■フォース・インディアF1チーム
エイドリアン・スーティル 決勝リタイア
最初はすごく順調だった。スタートでふたつ順位を上げ、ザウバーのデ・ラ・ロサの後ろを走っていた。彼より僕の方が速かったけれど、オーバーテイクする手段が見つからなかった。このコースではチャンスを作るのが本当に難しいんだ。その後セーフティカーが出動し、ピットに呼び戻された。自分のエリアに飛び込んでいくと、突然目の前にルノーが現れた。僕はどうすることもできなかった。ルノーは僕の進路に彼をリリースしたんだ。僕は彼に突っ込んでしまい、僕のマシンはひどいダメージを負って、レースを続けられなくなった。彼らの行為は間違いなく危険だった。オーストラリア以来のリタイアとなってしまい、本当に悔しい。確実に僕らのせいではないだけに、なおさらがっかりだ。
ビタントニオ・リウッツィ 決勝13位
後方からのスタートで、順位を上げるのが難しく、タフなレースだった。でもいいペースを発揮できたし、入賞圏内に近いところまでいった。1コーナーでフロントウイングの一部が脱落し、そのせいでひどいアンダーステアになった。その後交換のためにピットインしなければならなくなり、ポジションを後方まで落とした。ソフトタイヤでは僕らは速かったけれど、トロロッソの後ろでかなり時間をロスした。彼は僕よりずっと苦戦していたが、オーバーテイクすることはできなかった。最終ラップまで戦ったが、チャンスは訪れなかった。ポイントを獲得できず、厳しい週末だったけれど、僕らの競争力が高いことも、常に入賞するポテンシャルはあることも示せた。これからのレースで僕らのマシンに合ったサーキットがいくつかあるし、スパ以降にはもっとずっと好調さを発揮できると期待している。