スーパーGTの開幕前の公式テストが6日、鈴鹿サーキットで午後のセッションが行われ、滑りやすい路面の中カルソニックIMPUL GT-Rがトップタイムを記録。MOTUL AUTECH GT-Rが続き、GT-Rワンツーで2日間のセッションを締めくくった。
午前中のセッションから続いていた雨が開始直前には止み、曇天の下迎えた午後のセッション。とは言え、路面は完全に濡れており、各車ウエットタイヤを装着して走行した。コンディションの悪さからか、開始10分後にはRAYBRIG HSV-010がデグナーひとつめでコースアウト。バリアにクラッシュし、この回収のために1回目の赤旗が提示されている。
その後は多くのマシンが午前中よりも周回を重ねていくが、予報と異なり少しずつ路面コンディションは改善。終盤にはGT500クラスで2分2秒程度にラップタイムが向上していく。しかし、残り30分程度のところでtriple a Vantage GT2がコースオフ。2回目の赤旗が提示される。
チェッカー間際にはレコードラインがわずかに乾く程度のコンディションとなり、残り5分ほどというところでカルソニックIMPUL GT-Rがトップに浮上。しかし、直後S字でウイダーHSV-010がコースアウト、こちらもバリアにわずかに接触。さらにGT300クラスのMOLA Zがコースアウト、バリアにクラッシュし、再度赤旗提示。残り50秒ほどのタイミングだったので、そのまま赤旗終了となった。
GT300クラスは、そのMOLA Zが午後のトップタイムをマーク。2番手にはR&D SPORT LEGACY B4が入った。3番手にはM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7がつけている。