スーパーGT第7戦富士は予選スーパーラップが行われ、GT500クラスは好調EPSON NSXがポールポジションを獲得。ARTA NSXが続いたが、エンジン交換のためグリッド降格が確定しており、3番手のMOTUL AUTECH GT-Rがフロントロウを獲得した。GT300クラスはtriple aガイヤルドRG-3が初のポールポジションを獲得している。

 公式予選1回目終了後、雨は小康状態となった富士スピードウェイ。迎えたGT300クラスのスーパーラップでは、各マシンワイパーは動かないものの、滑りやすい路面に苦戦することになる。序盤の5台では、4番目にアタックしたエスロードMOLA Zと5番目にアタックしたARTA Garaiyaがポジションを落とすことになってしまう。

 5台がアタックを終えた時点でトップに立っていたのはダイシン アドバン Ferrari。しかし、triple aガイヤルドRG-3の坂本祐也が暴れるマシンをコントロールしトップへ! 続くUP START タイサンポルシェが13コーナーでスピンを喫してしまい、HANKOOK PORSCHEのアタック次第ではガイヤルド初ポールの可能性を残した。

 ラストアタッカー、HANKOOK PORSCHEのアタックをJLOC陣営では固唾を呑んで見守るが、HANKOOK PORSCHEはわずかに及ばず! この結果、triple aガイヤルドRG-3がポールポジションとなり、ガイヤルドに初のポールをもたらすこととなった。

 続くGT500クラスのスーパーラップ。最初にアタックしたPETRONAS TOM'S SC430のタイムを各車なかなか破ることができず、ROCKSTAR童夢NSXがスピンするなどで、序盤のサインガードでは“脇阪劇場”が展開されることに。しかし、。5番手アタッカーのARTA NSXが素晴らしいアタックをみせこれを撃破。続くMOTUL AUTECH GT-Rはコンマ3秒及ばず、ARTA NSXがトップのまま、残り2台のアタックを待つことに。

 7番手アタッカーのIMPULカルソニックGT-Rだが、セクター1までベストで来るもののヘアピンでスピン! 星野一義監督が思わずサインガードを叩き悔しがる場面も。しかし、ラストアタッカーのEPSON NSXはフォーミュラ・ニッポン王者ロイック・デュバルのドライブでARTA NSXをコンマ8秒上回るタイムをマーク! EPSON NSXとダンロップタイヤにとって今季初となるポールポジションを獲得してみせた。

 2番手にはARTA NSXが続いたが、前戦鈴鹿の火災によりエンジン交換を強いられているため、グリッド降格が決定済み。フロントロウ2番手にはMOTUL AUTECH GT-R、3番手にPETRONAS TOM'S SC430、4番手にENEOS SC430と、SC430が2台続くこととなった。IMPULカルソニックGT-Rはチェッカーを受けておらず、7番グリッドから明日の決勝に臨むこととなる。

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