スーパーGT第4戦スポーツランドSUGOの決勝日、東日本大震災の被災者を宮城県内各地から観光バスを使い招待。初めてのレース観戦となる招待者も多かったが、存分にレースを堪能した様子だった。
この企画は、今季の全大会を“東日本大震災復興支援大会”と位置づけているスーパーGTが、震災の被災者に少しでも楽しんでもらおうと企画したもので、スーパーGTに協賛する各メーカーも賛同。観光バスで被災者をスポーツランドSUGOに送迎し、迫力のサーキットを楽しんだ。
招待された被災者の方の中には、当然モータースポーツについて知らない人もおり、その配慮もあってポルシェカレラカップ ジャパンとともに特設テントをパドック裏側に設置。過去のGTマシンを展示したほか、スーパーGTとはどんなレースなのかが分かるパネルを設置した。
また、このテントの中には、6月のル・マン24時間耐久レースでジャン・トッドFIA会長がスタート時に振り下ろし、参戦したすべてのドライバーのサインが入れられたフランス国旗が展示された。
これは東日本大震災に見舞われた日本への思いを伝える国旗で、この後JAFを通じてYahoo!東日本大震災チャリティーオークションにかけられ、収益金はチャリティに充てられる。スーパーGT第4戦の決勝日には、この年のル・マンを制したアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエのふたりがこの国旗のもとを訪れ、ともに写真に収まっていた。
