ブルーノ・セナは、DRSが改善されれば、ウイリアムズは予選でいい結果を出し、レースペースのよさを生かせるようになるだろうと述べた。
セナはマレーシアに続き中国GPでも入賞を果たしたが、ウイリアムズは予選でいいグリッドを獲得できずにおり、これが決勝結果に影響している。セナはマレーシアでは13番グリッドから6位、中国では14番グリッドから7位を獲得した。
今季のF1は非常に接戦であるため、予選でDRSによってほんの少しでもラップタイムを縮められれば予選順位を大幅に上げられるとセナは言う。
「予選のパフォーマンスを見ると、かなり接戦なのが分かるはずだ」とセナ。
「コンマ6秒の中に15台がひしめいている」
「それを考えると、DRSの効果によってコンマ3秒稼げれば──それは不可能ではない──3つか4つポジションを上げられることになる」
「だから僕らはそれについて集中して考え、マシンの細かいところを改善したいと考えている。僕らは正しい方向に向かっていると思う」
DRSが改善されるまでは、自分とチームメイトのパストール・マルドナドは直線スピードが非常に重要となるサーキットでは苦労することになるだろうとセナは述べた。
「他のチームは僕らより(DRSの)効果をうまく利用できている。だから中国のようにロングストレートがあるコースは厳しい。バーレーンでも苦戦するだろう」
「もっと努力していくけれど、重要なのはレースの1周目にはトラブルを避け、長いレースをうまく戦うことだ」