カンポス・メタと契約し、2010年にF1デビューを果たすことになったブルーノ・セナが、豊富なスポンサーを持ち込んだためにシートを獲得できたとの推測を打ち消した。
故アイルトン・セナの甥であるブルーノは、昨年ホンダでF1テストに参加し、契約がウワサされたものの、ホンダはF1を撤退、後継チームのブラウンGPは、ベテラン、ルーベンス・バリチェロを選び、セナは2009年、F1シートを獲得することができなかった。
2008年GP2ランキング2位、現在26歳のセナは、ブラジル企業であるエンブラテルやペトロブラスのバックアップを受けているといわれている。しかしセナ本人はブラジルのラジオ・バンデランテスに対して、自分はスポンサーのおかげで契約を結べたわけではないと主張すると共に、カンポスのマシンは新規チームの中で最も開発作業が進んでいると述べた。
「僕が結んだ契約は、チームにスポンサーを持ち込んだことによって成り立ったわけではない」とセナ。
「新チームの中では、カンポスのマシンが最も作業が進んでいる。すでに正面、側面、共にクラッシュテストをパスしている。これは最も重要なテストだ」
セナのチームメイトはまだ発表されていないが、マクラーレンのテストドライバーでスペイン出身のペドロ・デ・ラ・ロサが起用されるという見方が強い。