ロータス・ルノーGPのサードドライバーとなったブルーノ・セナは、今年金曜フリー走行に出場する予定は今のところないものの、レースドライバーに何かあった場合には自分が出場すると述べた。
1月31日、バレンシアでロータス・ルノーGPは2011年型マシンR31を披露、その際にチームはセナがチームのサードドライバーおよびグループ・ロータスの大使を務めることを発表した。セナは2010年にHRTでF1にデビューしたが、2年目の今年はレースシートを失うことになった。
「他のチームで公式ドライバーになるための交渉をしていたけれど、僕らが得た情報から判断すると、(ロータス・ルノーGPが)ベストの選択肢だった」とセナは新車発表会においてコメントした。
「僕はサードドライバーとして、毎戦チームについていく。旧型のマシンでテストをしたり、直線テストのような技術的なテストをする予定だ。金曜のプラクティスで走る機会があればいいけど、それはまだ分からない」
「何回か金曜日に走れるといいな。このマシンを試してみたくてたまらないんだ。でも決めるのはチームだ。チームの利益になる必要がある。彼らは今年競争力を発揮して優勝しなければならないから、他の人間を乗せるのは無駄なことなんだ」
「技術的に去年よりもずっと多くのことを学べるように頑張らなければならない。そしたら来年はレースシートをつかめるチャンスがあるかもしれない」
セナは、レギュラードライバーのロバート・クビカかビタリー・ペトロフがレースに出場できなくなった場合には、自分が乗ることになっていると、ロイターに対して述べている。
「他のドライバーが毒を盛られたり、足を折ったりしたときには、チームは犯人が誰かは分からないかもしれないけど、代役として誰を走らせるかは分かるはずだ」とセナは冗談を言った。