イタリアのメディアが、HRTが、ブルーノ・セナに代わって山本左近をレースドライバーに昇格させることを検討しているのではないかと報じている。
競争力の低いマシンに手こずっているセナだが、前戦トルコでは予選からいいパフォーマンスを見せ、決勝ではマシントラブルによりリタイアしたものの、ヴァージン勢とバトルをするなど、本人も満足するレースができていた。
しかしイタリアのアウトスプリント誌は、HRTはセナの代わりにテスト&リザーブドライバーの左近を乗せることを検討していると報じている。左近はトルコGPフリープラクティス1回目で今季初めてセッション参加を果たし、セナのマシンで走行したが、25人中最も遅いタイムにとどまった。プラクティス2回目に走ったセナとのタイム差は3秒近かった。
チームは資金難に苦しんでおり、左近のレースドライバーへの昇格は、金銭面の理由により検討されているのではないかと報じられている。