7月31日から8月1日にかけてイタリアのバレルンガで本格的なテストを開始したWTCC用ホンダ・シビック。シェイクダウンを担当したガブリエル・タルキーニは、シビックの感触について「ボディはしっかりしていて、エンジンも良好だ」と語っている。
10月のWTCC鈴鹿戦でティアゴ・モンテイロの手により実戦デビューを予定しているシビックは、ヨーロッパで販売されている5ドアシビックをベースに、イタリアのJASモータースポーツが車両を製作。栃木研究所が開発、M-TECを通じて製造されたHR412E・4気筒1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載する。
今季いっぱいはセアト・レオンWTCCでの参戦が決まっていたため、シビックのデビューをティアゴ・モンテイロに委ねることになるタルキーニだが、今回のシェイクダウンではシビックのステアリングを握ることに。初のテストを終えたタルキーニは、シビックについて次のように語った。
「すごく不思議なんだけど、これまで新型シビックのステアリングを握ったことはなかったんだよ。でも、シートに座った瞬間に『あぁ、ホンダ車の中にいるんだな』と感じたんだ」
「ボディワークはしっかりしているし、エンジンも良好だ。ただ、これが初めてのトラックでのテストだし、デビューまでにまだまだ働き続けなければならないと思う」
またタルキーニは、シビックのスタイリングについて「美しいクルマだね」と語る。
「このシビックが鈴鹿でデビューするとき、世界中すべてのWTCCファンも驚いてくれると思うよ」