チーム・ロータスは31日、2011年型マシン「TL11」をオンラインフリーマガジンの「チーム・ロータス・ノーツ」で発表した。
新生チーム・ロータスのニューマシンは、昨シーズンと同じグリーン&イエローのカラーリングを引き継ぎ、マシンも前年モデルのT127同様、ハイノーズを採用したかたちとなった。ただ、先の発表で「TL11」と呼ばれていたニューマシンは、昨シーズンの名称を引き継ぐ「T128」へと改められている。
マシンデザインを担当したマイク・ガスコインは、「今年のマシンははるかに現代的なデザインであり、ミッドフィールドランナーになるだろう。このマシンはビッグステップを果たしており、チーム・ロータスをフロントグリッドへ戻すプロセスのスタートになると確信している」とコメントしている。
チーム・ロータスは、昨年から“ロータス”の名称をめぐってロータス・ルノーGP(旧ルノーF1)のオーナーを務めるグループ・ロータスと争っており、先日ロンドンの高等法院において審理が行われた結果、グループ・ロータス側の申請が却下された。今後、3月21日に改めて審理が行われることになっているが、チームはとりあえず開幕戦のバーレーンGPで予定どおり「チーム・ロータス」の名称を使用できる。
しかし、マシンのカラーリングに関しては、チーム・ロータスが今季はブラック&ゴールドのカラーで走らせることを先に公表済みだったものの、後からブラック&ゴールドを採用すると発表したロータス・ルノーGPが先にマシンカラーリングを公開。そのため、チーム・ロータスはカラーリングの計画変更を余儀なくされ、今季もグリーン&イエローを採用することとなった。