初開催の韓国GPの舞台となる韓国国際サーキットのデザインを手がけたヘルマン・ティルケが、自分は同サーキットの建設においてアドバイザー的役割を果たしているにすぎないとコメントした。
ティルケはF1界を代表するサーキットデザイナーであり、これまでセパン、バーレーン、上海、イスタンブール、シンガポール、バレンシア、ヤス・マリーナなどのサーキットのデザインを手がけ、アメリカGPの舞台となるオースティンのコースデザインも担当することが明らかになっている。
10月22~24日に開催される予定の韓国GPだが、まだサーキットの工事が終了しておらず、FIAの最終視察は延期を重ね、開催約2週間前の10月11日に行われることになった。
ティルケは、これまで韓国GPの開催に疑問を表してはおらず、今回も建設は間に合うだろうと述べているものの、プロジェクトから少し距離を置くような発言を行ったと、Motorsport.comが伝えている。
「韓国の人たちは、間に合うように作業を終えると思う」とティルケはドイツのビルト紙に対してコメントしている。
「私は(このプロジェクトで)アドバイザー的立場で働いているだけなのだがね」