バルセロナでの3日間のテストを終えたフェラーリのフェルナンド・アロンソは、まだやるべき仕事は多いが、最終テストに向けて有意義な作業ができたと語った。
F138でのテスト3日目、アロンソはトラブルに見舞われることなく、プログラムをこなした。
97周の中でソフトタイヤを今年初めて試し、アロンソはこの日のトップタイム、1分21秒875を記録した。
「今日は(タイヤ)コンパウンドの比較を集中的に行った」とアロンソ。
「最初はソフト、午後にはハードで走った。気温は昨日より下がり、特に午前中は気温が低かったので、マシンを適応させて正しいグリップレベルを見つけるのが簡単ではなかった」
「いくつかの空力セッティングを試し、初めてタイヤの挙動とデグラデーションを理解するためセッティング変更を行った。セットアップを変えるたびにクルマは予想どおりの反応を示したので、いくつかのセッティングを試したことは役に立った。特に来週どの方向に進むべきかを理解する意味で有意義だった。来週はパフォーマンス向上を重視していくことになるからね」
「今年も、対処すべき重要な要素のひとつはタイヤだ」とアロンソ。
「今年のタイヤはよりソフトに、より速くなり、一方で安定性が低下し、デグラデーションが起こるのが早くなり、1周ごとに性能が低下するようになった」
「クルマのバランスの最適化に向けてどうすべきかを理解しなければならず、そのためにやるべき仕事は多い。でもそれはどのチームも同じだと思う」