ポール・ディ・レスタが2014年にフォース・インディアのシートを確保できる保証はないと、マネージャーが語った。
ディ・レスタのマネージャー、リチャード・ゴダードが、チームは来年ディ・レスタの代わりに資金を持ち込めるドライバーを選ぶ可能性があると述べている。
「どうなるのか予想しづらい。今F1には資金を持ち込めるドライバーが大勢おり、資金を必要としているチームもたくさんある」とゴダードが述べたとBBCが報じた。
「これが最大の問題だと思う。明らかに才能があっても、それによってシートを確保できる状況ではないのだ」
「だがフォース・インディアはこれまで常に非常に公平に、才能あるドライバーを選ぶ傾向を示してきた。彼らは資金を持ち込むドライバーの起用を考えなかった」
「何人かの個人、そしていくつかの企業から十分な資金の供給を受けているからだ。その状況が今後も続くことを願っている」
「ポールは残念ながら政府の支援を受けているわけでも、裕福な支援者がいるわけでもない」
元F1チームオーナーで現在BBCの解説者を務めるエディー・ジョーダンは、ニコ・ヒュルケンベルグが来年フォース・インディアに復帰することは「間違いないと思う」と語っている。
ヒュルケンベルグはロータスと契約するとの推測もなされているが、もしフォース・インディアに戻るなら、チームはディ・レスタを放出し、エイドリアン・スーティルは残留させるともいわれている。
ディ・レスタは第15戦終了時点で、スーティルより10点多い36点を獲得している。しかしそのポイントはすべてイギリスGPまでに獲得したものであり、ピレリタイヤが変更されたシーズン後半は1ポイントも取っていない。
ディ・レスタとフォース・インディアの間には来季のオプション契約が存在するが、マネージャーのゴダードは、シーズン後半の不振が影響して、チームがオプションを行使しないことを恐れている。