マルシャF1チームは、テスト中に重傷を負ったマリア・デ・ビロタの容態が順調に改善されてきていると発表した。
マルシャは3日、ダックスフォード飛行場で直線テストを行い、テストドライバーのデ・ビロタがマシンを初めて走らせた。しかし彼女はインスタレーションランを終えた後、突然加速しチームのサポートトラックの後部に衝突、重傷を負った。後にデ・ビロタは右目を失ったことが発表された。
事故から8日たち、デ・ビロタは順調に回復してきているとチームは発表した。11日に発表されたチームの声明には次のように記されている。
「重傷を負ったものの、マリアは(この8日間で)顕著な回復を見せている」
「事故後の2回にわたる手術が成功し、先週土曜、アデンブルック病院のメディカルチームがマリアの鎮静のレベルを徐々に下げ始めた。日曜朝にはマリアは目覚め、家族と話すことができた。まだ早い段階とはいえ、それはマリアの回復状況に関して、非常に重要でありポジティブな兆候だった」
「それ以来、マリアは小さいながらも重要な前進を続けている。彼女は月曜には脳疾患集中治療室から出て、すでに鎮静状態には置かれていない。彼女の家族は今もそばにおり、彼女は自由に彼らや医療チームと話をしている。マリアの改善状況を見守るため、医学的評価は続けられる」