トヨタのヤルノ・トゥルーリはF1公式サイトの取材に、自身の来季への最優先課題としてはトヨタF1にとどまることだと語っている。また先日のTMG社長ジョン・ハウエットによる、トゥルーリ離脱を匂わせるコメントが報道されたことについて、ハウエットがトゥルーリに謝ったとしている。
TMG社長のハウエットは「トゥルーリとの契約が合意に達しない可能性が高い」と語った(下記関連ニュースを参照)ことによって、その動向が注目されているトゥルーリだが、「来季のチーム予算の承認が11月まで行われないため、チーム全体が判断をできない。だから、まだ何かを言える状態ではない。だけど、自分としての優先課題としてはトヨタにとどまることだ。予算が決定したら、来年の話を進めていきたい」と語っている。
また、トゥルーリは、他チームとの契約に関する話し合いも進めていることも認めているものの、「契約を有利に進めることがきるのはほんの一部のドライバーだけで、経済状況等を考えるとよいチームと契約することは簡単ではない(ので、トヨタの予算決定を待ちたい)」とあくまでもトヨタ残留を第1に考えているという。
ハウエットのコメントの件についても「自分は直接、ジョンのコメントを聞いていないけど、彼のコメントが各方面で報道されたことについて、ジョンは僕のところに来て謝ってくれた」とこのことについて、チームに対して特別に何かを意見するつもりはないようだ。
