トヨタ自動車は25日、2013年のモータースポーツ活動および支援計画を発表し、スーパーGTシリーズの参戦体制を明らかにした。
今回発表された内容によれば、トヨタは今シーズンもレクサスSC430で引き続きGT500クラスに参戦するが、2009年以来のタイトル奪還を目指す陣営は、一部のチームに参戦体制の変更を加えてきた。
台数は、昨年同様の6台体制となるが、長年レクサス陣営の一角をなしてきたクラフトの撤退を埋める形でトムスが2台体制を敷くことになった。そのトムスは36号車も中嶋一貴のチームメイトにイギリス人ドライバーのジェームス・ロシターを新たに起用。ロシターは、先日のF1ヘレス合同テストでフォース・インディアを走らせた期待のドライバーで、今季のスーパーフォーミュラにもトムスから2戦に出場する予定だ。
一方、トムスの2台目となる37号車には、昨年LEXUS TEAM LeMans ENEOSで活躍したベテランの伊藤大輔をエースドライバーに迎え、クラフトのドライバーだったアンドレア・カルダレッリが新たにコンビを組み、LEXUS TEAM KeePer TOM’Sとしてエントリーする。
伊藤大輔が抜けたLEXUS TEAM LeMans ENEOSは、残留の大嶋和也とクラフトから移籍の国本雄資というコンビに。また、昨年までミシュランタイヤを装着していた39号車LEXUS TEAM SARDが2007年以来のブリヂストン陣営復帰を果たした。
19号車LEXUS TEAM WedsSport BANDOHと38号車のLEXUS TEAM ZENT CERUMOはドライバー、タイヤとも変更はなく、昨年同様の体制でシーズンに挑む。
なおトヨタは、今年もGT300クラスにハイブリッドマシンのプリウスGTを投入。走らせるのは、こちらも昨年同様31号車でドライバーも新田守男と嵯峨宏紀のふたり。なお、メインスポンサーには新たにパナソニックがつき、Panasonic apr PRIUS GTとして参戦する。