ヘレスで開催された今年初のF1合同テストでトロロッソの新車STR7を走らせたダニエル・リカルドとジャン-エリック・ベルニュは、非常にポジティブな第一印象を語り、今後開発していくためのいいベースができたと述べている。
4日間のテストの中で、前半2日をリカルド、後半2日をベルニュが担当した。
「すごく快適だったよ」とリカルド。昨年後半HRTでレースに出場したリカルドは、今年がF1での初のフル参戦のシーズンになる。彼は今回のテストでは初日5位、2日目に3位のタイムを出した。
「ずっと走り続けることができ、そのなかで何かがすごく心配になったことはなかった。バランスには満足しているし、これからよくしていくためのいいベースができた」
「フロントとリヤが調和して動いている。(バランスは)コーナー入り口から出口まで大きく変化することがない。ここまでのところ順調だと思う」
「まだ始まったばかりだからあまり浮かれたくはないけど、ポジティブに感じられるというのはいいことだ」
ルーキーのベルニュは3日目に5位、4日目に2位のタイムをマークした。ベルニュはこれまでレッドブルとトロロッソでテストを行った経験を持っている。
「僕はルーキーだけど、去年世界最高のマシンに乗った経験がある。作業は順調に進んでいると思う。気温やコンディションがとてもいい状態だから比較はしづらいけれど、いい感触を持っている」
「走り出した1周目からマシンのバランスはとてもよかった。僕らはいいベースを手にしていると確信できる」
「他のチームと比較するのは難しい。僕らのマシンはすごくいいのかもしれないし、ひどいマシンなのかもしれない」
「僕としてはいい感じを持っているが、僕にはこれから学ばなければならないことが多い。僕の目標はできるだけ多くのことを学び、走っていない時期も最大限に活用することだ。そうすればいつ僕らのマシンのポジションについて判断できるかがが分かり、より明確な目標を持てるだろう。もちろんできるだけ多くのポイントを獲りたい」
「マシンの信頼性は高かった。戦えるマシンがあると分かっていれば、より自信を持ってレースに臨める。でも僕にとって一番重要なのは、マシンを快適に走らせられるようになること、そしてやるべき仕事を達成することだった」