17歳のF1ドライバー、マックス・フェルスタッペンは、現レッドブルのダニール・クビアトの記録を抜き、F1史上最年少入賞の新記録を樹立した。
マレーシアGPで予選6番手を獲得したフェルスタッペンは、56周の決勝レースを3ストップ戦略で走り抜き、フェラーリ、メルセデス、ウイリアムズに次ぐ7位のポジションでフィニッシュ。見事F1初入賞を果たした。
このフェルスタッペンの入賞は、これまで最年少入賞記録を保持していたクビアトの19歳と324日(2014年開幕戦オーストラリアGP:9位/当時トロロッソ)を2年と144日も上回る17歳と180日で樹立。これは、自らの契約が大きな引き金にもなったスーパーライセンスの新発給要件にある「18歳以上」という申請条件により、2016年の施行以降は破られることのない記録となった。
元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンを父に持つマックスは、昨年16歳でトロロッソと契約。彼は2014年にヨーロッパF3選手権を1年戦っただけでF1昇格を決めたため、わずか1年のフォーミュラ経験と前例のない若さを懸念する声と闘ってきた。
なお、彼のチームメイトで、一足早く開幕戦でF1初入賞を記録した20歳のルーキー、カルロス・サインツJr.は、マレーシアGPでも8位入賞を果たし、過去10年では5人目となる開幕デビュー戦からの2戦連続入賞を果たしている。