日産自動車/ニスモは14日、2011年のグローバルモータースポーツ体制を発表。メインの活動となるスーパーGT500クラスでは、新たにMOLAがGT-Rを走らせることになり、GT-Rは4台体制で参戦することとなった。
2010年は3台での参戦だったニッサンGT-R陣営だが、今季は新たにGT300クラスに参戦していたMOLAがGT500にステップアップ。MOLAでのドライブ経験を持つ柳田真孝をエースに、ロニー・クインタレッリが加入。08年にGT300王者を獲得した時と同様、ミシュランタイヤを履く。
また、他にも多くの体制変更が見られ、昨年未勝利に終わったニスモ23号車は、本山哲/ブノワ・トレルイエのコンビはそのままに、タイヤをブリヂストンに再変更。王座奪還を目指すことになる。また、TEAM IMPULの12号車には抜けたクインタレッリに代わってフォーミュラ・ニッポン王者のジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが加わり、松田次生とともにFニッポン王者コンビが結成された。
一方、オリベイラが抜けたKONDO RACINGには、レクサス陣営から移籍となったビヨン・ビルドハイムが加入。安田裕信とコンビを組むこととなった。KONDO RACINGはヨコハマタイヤを装着する体制は変わっていない。
ニスモによれば、2011年バージョンのGT-RはVRH34Aエンジンを改良、トルク特性の最適化と出力向上を実現。ボディワークのリファインや駆動系の信頼性向上が図られているという。なお、ニッサン系チームの総監督はこれまで同様、柿元邦彦総監督が務めるという。
なお、今回の発表の中にGT300クラスに関する発表は含まれていない。