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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.11.15 00:00
更新日: 2018.02.16 06:06

ニッサンGT-R、JAF GPでチャンピオンらしい活躍


2011年11月13日

日産自動車株式会社
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社

NISSAN GT-Rがチャンピオンカーらしい活躍を見せる
— FUJI SPRINT CUP 2011レースレポート —

11月13日 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)
 日本の最高峰レースとして人気を誇るSUPER GTとフォーミュラ・ニッポン合同の特別レース、「JAFグランプリFUJI SPRINT CUP 2011」が11月11日~13日に富士スピードウェイで行われ、NISSAN GT-R勢がイベントを大いに盛り上げました。GT 500は、土曜日と日曜日の二日間でそれぞれドライバー交代なしの100km決勝レースを1回ずつ行い、土曜日のレース1は#46 S Road MOLA GT-Rがポールトゥフィニッシュで優勝、日曜日に行われたレース2は、同じくポールスタートの#46 GT-Rが2位に入りました。この結果、柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組が本年のJAFグランプリを、MOLAチームが国土交通大臣賞を獲得しました。

【レース1】
 GT500クラスのレース1(100km/22周)は、ポールポジションの#46 GT-R ロニー・クインタレッリがスムーズなスタートで首位のままオープニングラップを周回すると、徐々に後続を引き離し一時3秒以上のリードを築きました。中盤からはラップタイムが落ち始めましたが、これはクインタレッリが後続との間合いを計りながらタイヤを温存する作戦を取ったことによるもの。2位の#12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)に0.373秒差まで迫られましたが、ここから再びプッシュし逃げ切りで優勝しました。今季シリーズ戦でチャンピオンを獲得しているクインタレッリは、「クルマもタイヤも全てが良かったので、前半にリードを広げられました。タイヤをマネジメントしながら、抜かれないように気をつけていました。最後の数周はまたグリップが戻ってきましたので、またプッシュすることができ安心してゴールできました」と語りました。

 4周目に2位に浮上した#12 GT-Rのオリベイラは、トップとの3.5秒差を終盤に縮めて終盤には逆転のチャンスをうかがう位置にまで迫りましたが、追い抜くまでには至らず2位でフィニッシュしました。#24 ADVAN KONDO GT-R(ビヨン・ビルドハイム)と#23 MOTUL AUTECH GT-R(ブノワ・トレルイエ)は、スタンディングスタートで出遅れましたが、1周目のうちにポジションをリカバーしました。その後、4位争いをしていた#24 GT-Rのビルドハイムが、4周目の第1コーナー手前のブレーキングでタイヤにダメージを負い後退することに。さらに次の周にはタイヤがバーストし、コースサイドに停車してリタイヤとなってしまいました。#23 GT-Rのトレルイエは、オープニングラップを5位でクリアすると4周目には4位に上がり、追い上げ開始と思われた6周目に他車との接触でホイールが割れるアクシデントが発生。ピットでタイヤ・ホイールを交換しコースに戻りましたが、最終的には12位でレースを終えることになりました。

【レース2】
 秋晴れの空の下、GT500クラスのレース2決勝は、日曜日午後3時25分にスタートしました。今回はスタートの善し悪しが大きくレース展開に影響を残しました。ポールシッターの柳田真孝が駆る#46 GT-Rは、やや出遅れたものの、3位で第一コーナーへ。後方のグリッドからスタートした車両は、接触したり第一コーナーでスピンしたりと混乱がありました。柳田はすぐに2位に順位を上げると、その後ファステストラップを記録するなど力強い走りで逆転のチャンスを待ちました。しかし、#100 HSVが隙を見せず、2位のままゴールとなりました。また、スタートで後続車からフロント部を激しくヒットされカウルにダメージを負った松田次生の#12 GT-Rは、1周走行後にはノーズ部分が壊れてしまいピットイン。そのままリタイヤとなりました。

 予選8位からスタートした#23 GT-Rの本山哲は、オープニングラップの混乱ののち6位となり、2周目には5位、8周目には4位へと順位を上げました。さらにペースアップして上位に食い込むかと思われましたが、スタート直後に#19 SC430と接触したことでドライブスルーペナルティを受けてしまいます。12位でレースに戻った本山は、コンスタントに速いラップタイムを刻み上位進出を狙いましたが、最終的には11位でフィニッシュしました。3番グリッドからスタートした安田裕信の#24 GT-Rもスタートで#8 HSVと絡み順位を大きく落としてしまいます。13位まで後退した安田は徐々に挽回し、9位で今年最後のレースを終えました。

【ニスモ鈴木豊監督のコメント】
「23号車は、ファンの皆さんにいい所をお見せしようと張り切っていたので、この結果はとっても残念です。とは言え、クルマのパフォーマンスは、まさにベストの状態でした。今シーズンは出だしで後れを取ったものの後半はいい流れが作れました。来シーズンは、今年後半のような状態を維持できるよう全力で頑張ります。1年間、本当にありがとうございました。来年もまたご声援をよろしくお願いします」


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