グランプリ・オブ・アメリカの会長トム・コッターが現在のポストから退くことを明らかにした。
アメリカ ニュージャージーでのグランプリに関して10年契約が結ばれ、2013年の開催に向けて準備が進められているが、6月にバーニー・エクレストンは、その時点の状況から考えてグランプリ・オブ・アメリカは来年開催されないだろうと述べていた。
コッターは今年1月に会長に就任したばかりだった。彼は今月末で退任し、業務は同イベントのチーフオペレーションズエンジニアのデニス・ロビンソン、レースプロモーターであるレオ・ヒンデリーJrのスペシャルアシスタントであるリチャード・ゴールドシュミットが引き継ぐ。
今回会長が退任することになり、同グランプリの実現に関してさらなる懸念が生じている。しかしコッターは声明において「私はグランプリ・オブ・アメリカのチームを全面的に信頼しており、2013年の世界クラスのレースをグランドスタンドで見るのを楽しみにしている」と述べている。