2011年F1ヨーロッパGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは4位、ジェンソン・バトンは6位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 決勝4位
スタートがうまくいかず、2台のフェラーリに前に出られてしまった。その後のレースは長かった。チームからできるだけ長くステイアウトするよう言われて、僕は常にプッシュし続けたけれど、オーバーステアに苦しみ、正直言ってタイヤに完璧にいい感触を持つことはできなかった。
それでも4位フィニッシュはいい結果だ。この2戦のことを考えると12ポイント獲れたのは大きい。だからあまり文句は言えないね。でもパフォーマンス的には今日の僕らには過去3戦のような速さがなかった。
でも、今日素晴らしいピットストップをしてくれたチームに心からお礼を言いたい。その面でポジティブな進歩をすることができた。本当に感謝している。みんな、ありがとう。
ジェンソン・バトン 決勝6位
そこそこいいスタートをしたが、ターン2に向けてたくさんのマシンがなだれ込むなか、僕はアウト側を走る羽目になり、ニコ(・ロズベルグ)に抜かれてしまった。彼を楽に抜けるだけの直線スピードはなかったけれど、ブレーキングをかなり遅らせてターン2への進入で彼をとらえた。彼は予想していなかったと思うよ。あれが僕にとってのこのレースのハイライトだった。
その後のレースペースはまずまずで、できるだけ長くオプションタイヤで走った。レース半ばでKERSハイブリッドを失い、コーナー出口とブレーキングの際に不利になった。だから全体的に見て楽しいレースではなかったね。でもマシンのフィーリングから考えれば、フェラーリの一台からわずか8秒遅れというのは嬉しい驚きだ。
とはいえ、シルバーストンの前に僕らにはやるべきことがあるね。