ルイス・ハミルトンが、チームプリンシパルのロス・ブラウンは長期的にメルセデスにとどまると主張した。今週、メルセデスがブラウンの解雇を考えていると報じられた。
メルセデスは組織再編を行い、ブラウンを外して、新たにマクラーレンのテクニカルディレクター、パディ・ロウを起用しようとしているとの報道がなされている。
今年マクラーレンからメルセデスに移籍したハミルトンは、24日、この問題についてコメントした。
「僕の知る限りでは、パディを引き抜くという計画はない」とハミルトン。
「ロスは僕に対して、彼の関与は長期的なものであり、僕と一緒にこのチームで勝つことを目指すと保証した」
「だから僕は安心し、今後に向けてポジティブな感触を持っている。このチームには優秀なスタッフが揃っている。パディとは素晴らしい経験をしてきたけれど、僕の知る限り、彼はマクラーレンで働く」
ハミルトンは、自分がメルセデスへの移籍を決める際に、ロス・ブラウンの存在がとても大きな要因となったと語った。
「どのチームでも、方向性を示し、スタッフをもっと先に進もうという気持ちにさせるトップがいることが重要だ」
「僕は、何か問題を抱えていたり、何かうわさ話を耳にしたりしたら、彼に電話する。そうすれば彼がすぐに問題を解決してくれる」
「僕らはすでにとてもいい関係を築いている」
「ロスは素晴らしいキャリアを築き、素晴らしいチームを運営してきた」
ハミルトンは、メルセデスの体制変更によって混乱が生じているという推測を否定した。
「僕はすべてに対してすごくポジティブに感じている」
「重要なのは、スタッフが、改善可能な点を常に探し、分析することだ。勝つためにやるべきことをする準備が整っているということが、僕にとって大事だ」