マクラーレンのルイス・ハミルトンは、2011年シーズンから、常に優勝を追い求めてプッシュするよりも安定してポイントを稼ぐことが重要であることを学んだとして、今季はそういうアプローチで戦っていくと述べた。
ハミルトンは開幕戦オーストラリアでもマレーシアでもポールポジションを獲得したが、2戦ともその有利さを生かせず決勝では3位にとどまった。しかしハミルトンは、いずれ優勝できると考えており、心配してはいないと語っている。
「2回ポールポジションを獲得しながらそれを2回とも勝利につなげられなかった。そのことにがっかりしていることは否定しない」とハミルトン。
「でも僕には運がなかっただけであり、いずれは運が向いてくると考えている」
「去年、一貫性の重要さを学んだ。少しずつ調子を上げていけるだろう。2007年には第6戦まで勝てなかったにもかかわらず、シーズン最後までタイトルを争った」
「まだ序列が確定したとは思っていない。だから、やれる時にいい結果を出しておくことが重要だ。3週間で序列がどれだけ変化したかを見るのが楽しみだ。面白い週末になるだろう」
ハミルトンは、中国GPでマクラーレンは優勝争いに加われるだろうが、もし優勝が無理なのであればできるだけ多くのポイントを確保したいと語った。
「もちろん毎戦勝ちたいと思っているけれど、選手権全体を考えているんだ。毎戦たくさんのポイントを獲得していくことの方が重要だ。最初の2戦で僕らチームは優勝を狙えるポジションに立てていることがはっきりした」
「マレーシアは、選手権のことを考え、どうやって多くのポイントを確保するかが重要なレースだった。あのレースから得たポジティブな点はそれだった。中国には優勝を目指して臨む。でも何かの理由で優勝に手が届かなければ、できるだけ多くのポイントを獲得することが重要だ」