ルイス・ハミルトンが来年メルセデスに移籍する見込みであると、BBCでF1解説者を務めるエディ・ジョーダンが発言した。

 元F1チームオーナーのジョーダンは、ミハエル・シューマッハーは今季末で引退し、代わってハミルトンが加入することになるだろうと述べている。

「ハミルトンとメルセデスはすでに個人レベルでは合意しており、契約は近いうちに結ばれると、私は確信している」というジョーダンのコメントをBBC Sportは伝えている。

 ベルギーGPでバーニー・エクレストンは、シューマッハーの引退をほのめかし「勝者である彼が、勝者になることなく去っていくのは残念だ」と述べ、後にシューマッハーがそれを否定、まだ決断は下していないと語った。

 しかしエディ・ジョーダンは、この問題について調べてきた結果、シューマッハーが引退し、ハミルトンがその後任になるとの考えを持っていると主張している。
「数週間前、私はテレビで『ルイスは移籍すると思う』と言った。その時彼はフェラーリと交渉していたと私は考えており、それが真実であることは分かっている」
「そして今言えるのは、彼らがメルセデスと交渉を行ったということだ」
「バーニー・エクレストンは日曜にテレビの生放送で私に対し、シューマッハーは去るとはっきり言った。後にシューマッハーはそれを否定したが」
「だがミハエルが去り、ルイスがメルセデス入りするものと考えられる」
「ハミルトンはまだマクラーレンと合意に至っていない」

 世界的不況の中、マクラーレンはハミルトンに対して現在の契約と同等のサラリーを新契約で払うことはできず、金銭面でハミルトンと合意できずにいるとみられている。また、両者の関係がうまくいっていないとの推測もある。ベルギーGPではハミルトンがチームの秘密データをTwitterで暴露するという事件があった。

 メルセデスは声明を通して「推測に関してコメントはしない」と発言した。
 マクラーレンのスポークスマンは、次のように述べている。
「ルイス・ハミルトンのマネジメントチームから、この話は真実ではないと言われた」
「ルイス・ハミルトンとマクラーレンの間で(新契約に関する)交渉は継続している」

 ハミルトンのマネジメントチームであるXIXエンターテインメントは以下のような声明を発表した。
「すでに各関係者からの発言にあるように、我々は現在マクラーレンと新契約に関する交渉を進めているところだ」
 XIXエンターテインメントはレッドブルとフェラーリにコンタクトをとっていたが、レッドブルはすでに来季ドライバーを決定、フェラーリとの交渉もうまくいかなかったとみられている。

 実際にハミルトンがマクラーレンを去ることになった場合、後任候補として有力なのはポール・ディ・レスタだと推測されており、キミ・ライコネンの名前も挙がっている。

本日のレースクイーン

鈴川夏禾すずかわなつか
2025年 / スーパーGT
チームマッハ 2025 マッハ車検 アンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円