2012年のF1最終戦ブラジルGPが現地時間23日にサンパウロ郊外のインテルラゴス(正式名称:アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)で幕を開け、金曜1回目のフリー走行FP1はマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は12番手につけた。

 2012年のワールドチャンピオンを決する今シーズン最終戦はブラジル・インテルラゴスが舞台。初日は現地時間10時(日本時間21時)からFP1、14時(日本時間25時)からFP2が予定されている。今週末は雨の予報が出ていたものの、初日の天候は快晴に恵まれ路面もドライコンディション。FP1開始時の気温は23度、路面温度は34度を記録した。

 初日2回のフリー走行には、ピレリが来シーズン用のプロトタイヤを持ち込み、各チームにそれぞれ2セット追加で供給。ウイリアムズはレギュラーのブルーノ・セナに代えて来季の昇格が噂されるバルテリ・ボッタスを起用、ケータハムはヘイキ・コバライネンに代えてギド・バン・デル・ガルデを走らせた。

 注目の金曜ファーストセッション。走り始めの走行では前戦アメリカを制したマクラーレンのハミルトンが早々とトップに浮上し、タイトルリーダーのセバスチャン・ベッテルが僅差の2番手、3番手にはジェンソン・バトンが続いた。ベッテルとタイトルを争うフェラーリのフェルナンド・アロンソはトップのハミルトンから約コンマ5秒差の4番手につけ、チームメイトのフェリペ・マッサがすぐ後ろの5番手につける展開となる。

 その後セッションが中盤に入ると、気温、路面温度ともに徐々に上昇を見せ、トップにつけるハミルトンがタイヤのオーバーヒートを訴えるなど各車のタイムは伸び悩む。そんななか、レッドブルのマーク・ウエーバーが3番手に浮上し、バトンまでのトップ4がコンマ1秒以内の僅差に収まった。一方、5番手のまま周回を重ねたアロンソとチームメイトのマッサはフロンウイングを交換するなど、淡々とチームのプログラムをこなすなかで、アロンソが最後のアタックでベストラップを更新。トップ4との差をコンマ2秒まで縮めている。

 FP1の上位はハミルトン、ベッテル、ウエーバー、バトン、アロンソ、マッサの順。ロータスは7番手にロメイン・グロージャンがつけたが、キミ・ライコネンは序盤にエンジンのトラブルで走行時間を大幅にロス。ブラジルがF1ラストレースとなるミハエル・シューマッハーは11番手、ザウバーの可夢偉とセルジオ・ペレスが12、13番手につけた。

■F1ブラジルGP フリー走行1回目のタイム結果はこちら

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