3度のF1ワールドチャンピオン、ジャッキー・スチュワートは、メルセデスのルイス・ハミルトンが2013年のタイトル争いにチャレンジできると語った。
今季、マクラーレンからメルセデスに移籍したハミルトンは、開幕2戦の戦いで当初の予想を上回る活躍を見せ、第2戦のマレーシアではチームオーダーこそあったものの最初の目標であった表彰台を獲得し、多くの人々にメルセデスでの近い勝利を予感させた。
しかしながらスチュワートは、メルセデスが今後も正しい方向で開発を進めることができれば、ハミルトンが2度目のタイトルをかけて戦うことができると考えている。
「そうだ、彼らはレースに勝つことができる」と、スチュワートがBBCに語ったと、Crash.netが伝えている。
「ルイスは、どんなマシンを与えられようとも素晴らしく印象的は走りを見せることができる」
「マシン開発でレッドブルやフェラーリに遅れを取ることがなければ、タイトルを争うことができるはずだ」
スチュワートは、今季もレッドブルやフェラーリ、ロータスが強く、不振のマクラーレンもそのうち持ち直すと語っているが、メルセデスには勝利に必要な要素が揃っていると主張する。
「(チーム代表の)ロス・ブラウンは非常に才能のある男だ。メルセデスは勝つために存在しており、そのためのリソースも申し分ない」
さらにスチュワートは、チームに加入したばかりのハミルトンがチームメイトのニコ・ロズベルグに対して“優位”な立場にあると述べている。
「より多くの成功を収めているため、ルイスが優位な立場であり続けることは間違いない。彼は、多くのレースに勝利しており、タイトルも獲得している。シーズンをいいかたちでスタートしたしね」
「ニコは(2012年に)優勝しているが、それに続くものがないんだ」