ルイス・ハミルトンの弟、ニコラスがレース活動をスタートすることが明らかになった。2011年、ルノー・クリオ・カップに出場する。
兄のレースを見るためにグランプリにしばしば訪れていたニコラスは、今年トータル・コントロール・レーシングと契約し、BTCCのサポートイベントであるルノー・クリオ・カップに参戦することになった。
シリーズからの発表によると、19歳のニコラスは先週、国内Bライセンスを取得し、すでに2010年のクリオを走らせたということだ。4月2、3日の開幕戦を前に、今後本格的なテストを行う予定となっている。
「小さいころからモータースポーツが大好きだった」とニコラス。
「兄がすごいことを成し遂げていくのを見ているうちに、自分もレースを始めたいという気になったんだ」
「簡単にはいかないだろうことはわかっている。でも僕がレースをすることによって、問題を抱えている人々に刺激を与えられればいいなと思っている」と脳性麻痺者であるニコラスはコメントしている。
ニコラスの契約は、ドライバーのマネジメント業に携わっている父のアンソニーが取りまとめた。
「ニコラスは幼いころから兄のキャリアを見てきたので、自分自身でレースをやりたいと思ったのは自然なことだ」とアンソニー・ハミルトン。
「ルノー・クリオ・カップは彼にとって素晴らしい基盤になるだろうし、テレビでの露出も多い。それにとても楽しいはずだ」