マクラーレンのジェンソン・バトンが、今週のヘレステストで前半2日を担当した後、シートポジションもよくなり、マシン開発の進行状況にも満足していると感想を述べた。
10日はセッション序盤はドライだったものの、すぐに雨が降り出し、終日ウエットコンディションに。ドライの時間帯にバトンは空力測定装置をMP4-25に装着して走行している。ウエットになってからは、エンジンマッピング、ギヤボックスマッピング、全体的なセッティング、ブレーキマテリアルのテストなどの作業に取り組み、バトンはこの日合計67周を走行、ドライ時の9時44分にマークした1分24秒947のタイムで6番手となった。
11日はドライコンディションとなり、午前中には前日にスタートしたエアロマッピング、メカニカルおよびエアロセッティングの作業に取り組み、午後にはロングランにおいて燃料量が変化する中でのタイヤの評価を行った。セッション終了間際に、コクピット内の警告灯が点灯したため、コース上でマシンをとめたものの、トラブルはなかったという。また、バレンシアではシートポジションに不満をもらしていたバトンだが、今回は満足いく状態になり、この日は83周を走りこみ、1分20秒618の3番手で今週のテストを終えた。12、13日にはルイス・ハミルトンが登場する。