2011年F1日本GPの日曜決勝で、マクラーレンのジェンソン・バトンは優勝を獲得した。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 決勝1位
ハードなレースだった。終盤6周のうち5周は本当にきつかった。タイヤをいたわらなければならなかったし、フィニッシュするために燃料をセーブしなければならなかった。でも素晴らしい勝利を獲得できた。
セバスチャン(・ベッテル)はスタートで僕の方に寄せてきた。どんどん寄ってきて止まらないから、僕は芝の上に出て、減速せざるをえなかった。そうしなければターン1の入り口で大クラッシュが起きていただろう。彼は僕が引くまで僕のことは見えなかったと言っている。それで僕はひとつポジションを失った。
でもそこから挽回できたのだから、すごく満足している。マシンのパフォーマンスは週末を通してよかった。僕にとって感動的な勝利だ。このサーキットにはさまざまな歴史があり、ここの観客は最高だ。母国での勝利に次ぐ勝利だよ。
僕らを応援してくれた日本の観客のひとりひとり全員に感謝したい。彼らの心にハッピーな思い出をもたらせたのだとしたらいいな。日本の大勢の人々が今年厳しい時期を送っている。僕らは全力を尽くして最高のショーを披露した。
セブはシーズンを通して素晴らしい仕事をした。タイトルにふさわしいよ。彼にはいいマシンがあったから、それに乗って、必要とされる仕事をしたんだ。でも、僕らには今年さらに多くのことを達成できるポテンシャルがある。今後の数戦も戦って勝ちたいね。僕らにはそのためのマシンもチームもあると思っている。これからもプッシュし続け、今年のうちにあと何回か勝ちたい。今とてもいい状態にあるから、それが2012年の成功へのカギになると思う。