2010年F1第6戦モナコGPの土曜予選で、マクラーレンのジェンソン・バトンは8位を獲得、フェリペ・マッサにアタックを邪魔されていらいらしたと語った。ルイス・ハミルトンは5位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 予選8位
Q1ではハード側のタイヤを装着した時、クルマはとても良い感触だったが、Q3ではそれを履かなかった。どうやらハード側のタイヤを使った方が良かったようで、それを選択できなかったのはちょっと残念だった。他のドライバーと同様に最後にソフト側のタイヤを装着したが、それで苦しんだ。リヤが安定せず、低速コーナーでアンダーステアになってしまった。正直言って、いい感じとはいえなかった。フェリペがQ3で何を考えていたのが本当にわからない。コース上にはたった10台しかいなかったのだから、他のクルマの邪魔にならない場所を走るのは比較的簡単なことだったはずだ。明らかに彼はミラーを見ていなかったと思う。そのラップが結果としてどんなタイムになったのかはわからないが、ラップが台なしになっていらいらしたね。ピットストレートがうまくいかなかったせいで次のラップもだめになってしまった。僕らのレースペースは今週末ずっといい感じだったので、この予選結果にはフラストレーションがたまっている。決勝中にそのペースを発揮できない可能性があるからね。つまり、今日はタフな1日になってしまったと言えるだろう。
ルイス・ハミルトン 予選5位
3回の予選セッションにすべてを注ぎ込んだし、特に自分の最後のフライングラップでは、文字通りクルマが持つありとあらゆるパフォーマンスを100パーセント引き出した。間違いなくこれ以上の走りができる余地はなかっよ! 触れられるすべてのウォールに触れたし、コースもすべて使い切ったので、自分のパフォーマンスには満足している。でも、レッドブル勢が僕らよりもダウンフォースが優れていることは明白だし、特に中間セクターでそれは顕著に表れていた。今後彼らに追いついていくためにはパフォーマンスを相当ステップアップさせる必要があることは明らかだ。彼らは僕らよりも早くフルスロットルの状態にできているし、コーナーに入る際により速いスピードに乗ることができ、彼らはより大きな自信をもってアタックできるんだ。とはいっても、僕らも間違いなく彼らに近づきつつあるし、前のグリッドにいるマシンとはとても接近している。ポールを取れれば素晴らしかったが、レースは明日だ。スタートではイン側だし、レースが終わるまではおしまいじゃない。