2010年F1第7戦トルコGPの土曜予選で、マクラーレンのジェンソン・バトンは4位を獲得、前を走っていたミハエル・シューマッハーのコースオフによって最後のアタックを諦めざるをえなかったと語った。ルイス・ハミルトンは2位だった。

■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 予選4位
 4番手はそんなに悪くないけど、最後のアタックはちょっとガッカリだった。最終走者になるのは、最もクリーンな状態のコースを走れるからいいことなんだ。でも誰かがコースオフする危険も明らかに大きくなる。実際に、最終ラップで僕の前を走っていたミハエル(・シューマッハー)がそうなった。イエローフラッグが出ているときは、絶対にアタックを中断しなければならない。そのせいで僕の最終アタックは間違いなくもう速くなりようがなかったから、まっすぐピットに戻ったよ。アタックは完璧ではなかったけれど、それでも4番手はとてもいい結果だ。僕らはコースの汚れた側になったが、ここから何ができるか見ていくよ。この週末、僕にとってパフォーマンスの唯一の問題点はターン8だ。車高を下げすぎて、ルイスに0.3秒も遅れをとった。これは僕のせいなんだ。ターン8以外では低い車高で走りたかったんだが、ターン8では少し低すぎた。明日のレーススタート時点では、間違いなくクルマはもっと重くなっている。ただペースも遅くなるから、それほど地面に当たるようなことはないだろう。それが助けになるといいね。とはいえ僕らはこの週末予想していたよりレッドブルに近いみたいなので、そこは良かったよ。彼らにレースで挑戦できるだろうと考えている。

ルイス・ハミルトン 予選2位
 良いバランスを見つけることと、クリアラップを取るという点では、今日は今年これまでの中でも最高の予選のひとつと言える。僕のアタックは完璧に限りなく近いものだった。それでも僕らはまだ、中間セクターで0.4秒ほど遅いんだ。バルセロナと比べて大きな進歩があったとは言えないと思うけど、トップとの差を縮めるべく小さな進歩を重ねている。明日はきちんとしたスタートを切るためにできることは全てやって、1コーナーを回って可能ならマークに挑みたい。ただ僕はコースの汚れた側にいるから、少し難しいかもね。今日のタイムからは見て取れないかもしれないが、レッドブルはいまだに僕らに対してパフォーマンスでのアドバンテージがある。でも彼らを捕えてみせるよ。そして願わくば、僕とジェンソンがトップにいて、レッドブルが僕らに割って入ろうとするところが見られるといいね。僕らは攻め続けなければならない。ファクトリーにいるみんなはとても大きなプレッシャーの下、とてつもない仕事をしてくれている。僕らは全員勝利を望んでいる。何事においてもそれを当然と思わず、常に少しずつ目標に近づいていくよ。僕は自分たちが最高のチームだと心から信じているし、次の一歩を踏み出したらトップに立てると確信している。だけどそれまで僕らにできることは、できるだけトップに接近して、最大のプレッシャーをかけることだ。そしてそれは、まさしく明日僕らがやることなんだ。

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