F1のポイントリーダー、ジェンソン・バトンはシーズンが終盤に差し掛かるにつれ不調に陥っている。F1のエキスパートたちが、バトンは自分自身の中に問題を抱えているのかもしれないと分析する。

 シーズン開幕7戦中6戦を制し、早々にチャンピオン候補としてのポジションを確立したバトンだが、この4戦は低迷し、最高位は5位となっている。その間、ライバルであるレッドブル・レーシングのマーク・ウエーバー、セバスチャン・ベッテル、チームメイトのルーベンス・バリチェロがポイント差を縮めてきている。バトンは一体どうしたというのか。

「トルコ以来、バトンに精神的な変化があったのかどうか、僕には分からない」と友人で現在BBCの解説者を務めるデイビッド・クルサードは、デイリー・テレグラフにおける自身のコラムに記している。
「おそらくゴルフのイップス(精神的な問題などでうまくプレーができなくなること)のような症状が進んでいるのかもしれない。確かに彼はシーズン序盤の巧みさを持ち合わせていない」

「バトンはマシンに乗る際に緊張が高まっている」と同じくBBCのコメンテーターを務め、元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは言う。
「ここから彼が選手権を失う可能性があるか? もちろんあるよ」

 シルバーストン、ニュルブルクリンク、ハンガロリンクにおいて、バトンは彼が駆るブラウンGPのBGP 001を上まわるスピードを、レッドブルのRB5などライバルたちが身につけつつあると主張してきた。しかし先週末のバレンシアでは、バリチェロは優勝しており、ブラウンのマシンに速さが戻っている。
「強力なマシンを手にしているのに僕がそのパフォーマンスを最大限に引き出せなかったのは、今回が初めてだ」とバトンはザ・サンに対して認めている。
「スパにはもっとアグレッシブに臨むつもりだ。タイトルを獲るにはもっとプッシュしなければだめだと、チームに言われている」

「問題はジェンソン自身の中にあるはずだ」と3度のF1ワールドチャンピオン、ニキ・ラウダはデイリー・ミラーに対してコメントした。
「ヤツ自身の心の中に何か問題があるに違いない。自分自身を見つめて自分で解決法を見つけるしかない。アイツならできるはずだ」

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