2011年シーズン前の最後のF1合同テストがバルセロナでスタートした。初日の8日は、8チーム11人のドライバーが走行し、レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーがトップタイムをマークした。

 気温が低く、強い風に見舞われたこの日、ウエーバーは午前中に予選スタイルの1周走行においてこの日のベストタイム1分22秒544をマークした。これは先週のバルセロナテストの総合トップタイムよりも速いタイムだった。ウエーバーは午後には10周以上の比較的長い走行を繰り返し行い、合計97周を走り切った。

 2番手はマクラーレンのジェンソン・バトン。午前中、チームはレースシミュレーションを行う予定だったようだが、中断している。しかしバトンは予選タイプの走行の中でウエーバーから約0.4秒遅れの1分22秒910をマークした。

 ルノーはニック・ハイドフェルドとビタリー・ペトロフが走行、それぞれ5番手と3番手だった。ハイドフェルドが風邪でダウンしたため、昼前からペトロフに交代した。

 ザウバーのセルジオ・ペレスは、セッション終了数分前に1分21秒176という驚異的なタイムを出しトップに立つが、シケイン不通過としてこのタイムは取り消された。しかしペレスは、終日ショートランを行う中で、ほぼ一貫してトップ5に位置し、最終的には4番手となった。ペレスは途中オイルリークに見舞われている。

 フォース・インディアは午前中はニコ・ヒュルケンベルグが走り9番手、午後のポール・ディ・レスタは6番手だった。

 ロータスから参加したエアアジアのGP2ドライバー、ダビデ・バルセッキは7番手、ルイス・ラジアは10番手だった。午前中に走行したバルセッキはコースアフトして赤旗を出している。ラジアもセッション終了直前にコース上にとまり、赤旗の原因となった。

 トロロッソのセバスチャン・ブエミが8番手。ブエミは午前中にコース上でマシンをとめ、この日最初の赤旗を出した。ブエミは数時間をロスしたが、午後に走行を再開した。

 最下位11番手はヴァージンのジェローム・ダンブロシオだった。この日チームはさまざまな評価作業に集中し、タイムアタックを行わなかった。

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