フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロからの批判を受ける形で、バーニー・エクレストンは、まだ第一線から退くつもりはないと発言した。
エクレストンはブラジルGPでのセバスチャン・ベッテルのオーバーテイクが合法的なものかどうかをFIAに問い合わせたフェラーリを非難、これを受けてディ・モンテゼモロが反撃し、現在82歳のエクレストンに関して「高齢者がある種の役割や責任に不適当なことはよくある」と発言した。
「私は82歳のような気がしない」とエクレストンはGazzetta dello Sportに対してコメントした。
「実際これからジュネーブに行き、その後イスタンブールに飛ぶ。トルコGPを復活させられるかどうか、話し合いに行くのだ。そして(その後には)世界評議会に出席する」
「じっとしているつもりはない。まだまだたくさんの考えがあるのだ」
「私は82歳だし誰もそれは否定できない。だが昔、ルカが40歳のころ、私は88歳の紳士とよく議論をしたものだ。彼の名前はエンツォ・フェラーリという」
「当時の彼は非常にタフで、鋭く、頭脳明晰で、私は恐れを感じたものだ」
一方エクレストンは、ディ・モンテゼモロとの関係が悪くなることはないと述べている。
「いずれにしても私は彼の意見を尊重する。特に大きな問題ではない」
「何度か彼には攻撃されたが、最終的に我々は理解し合えている。彼に対して悪感情はない」