バーレーンGPの今季開催を強く望んでいたバーニー・エクレストンだが、FIAがバーレーンを10月30日に開催するとの発表を行った後、これに懸念を示し、再検討を行うべきであるとの意向を示している。

 3日、FIA世界モータースポーツ評議会でバーレーンGPの開催が全会一致で決定したと発表された。バーレーンは元々はインドGPが予定されていた10月30日に組み込まれ、インドは最終戦として12月に行われることになった。この決定に対して、安全面に不安があるとして大きな批判が集まっている。

 フォーミュラワン・チームズ・アソシエーションは7日にもバーレーンGP開催に対するスタンスを明確にするものとみられている。一方エクレストンはインドは当初の予定どおり開催し、バーレーンに12月の日程を与えれば、もし安全が保証できない場合、中止の決定を比較的簡単に下すことができると示唆している。
「今の状況では、何が起こるか我々には分からない」とエクレストンは述べたとThe Telegraphが報じている。
「バーレーンをシーズン終盤に移す方がいい。もし安全性が確立されていれば、行けるだろう。だがそうでなければ、我々は行くことはないし、それで何の問題もない」

 FIA会長ジャン・トッドは、バーレーンの状態は正常に戻っていると主張しているが、人権グループのAvaazはこれに反論、今も国内は不安定な状況であり、FIAは正しい報告を得ていないとし、チーム側にレースのボイコットを呼びかけている。エクレストンもFIAのレポートに対して疑問を抱いている。
「我々はFIAのレポートを聞いたが、それによるとバーレーンでは全く問題がないということだった。だがそれは私が聞いていることと違っている。我々は慎重にならなければならない」とエクレストンは述べている。
「金銭的な問題は関係ない。安全かどうか、レースを行うのが正しいことかどうかが問題だ。必要であればファクス投票で10月30日の日程を変えることができる。それは可能だが、早くやらなければならない」

 エクレストンはチーム側に書簡を送り、この決定に不満を示し、再投票を求めるよう促したとThe Telegraphは伝えている。チームはここまでのところは沈黙を保っているものの、バーレーンの決定に対して、安全面とカレンダーの延長などに関する不満が高まっているとみられている。

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