FIA会長ジャン・トッドは、バーレーンGPの今季開催を決定したものの、今後バーレーンでレースを行うことが危険であることがはっきりした場合には、開催の可否を再度検討すると述べた。一方人権団体はFIAの決定に失望感を表し、チームにバーレーンGPをボイコットするよう求めている。

 3日、FIAはバーレーンGPを10月30日に開催するとの決定を発表、これに対して激しい批判の声が上がっている。ドライバーとチームは安全を保証するよう求めており、これに対してトッドは、FIAはバーレーンの政情を引き続きチェックしていくと述べた。
「リスクのある状況であることを示す明らかな証拠があれば、当然これを検討する」とトッドはBBCに対してコメントした。

 トッドはバーレーンは今は安全であると主張しているが、人権運動家グループは、バーレーンは通常の状況とは程遠いと述べている。

 Avaazは、レッドブルをはじめとするF1チームに対しバーレーンGPをボイコットするよう求めるため署名を集め、その数は約45万に上っているという。

 責任者のアレックス・ウィルクスは、次のようにコメントしたとBBCが伝えている。
「先週も警察は催涙ガス、ゴム弾などを使って平和的な行進を妨げ、多数の人々を殺傷した」
「月曜には、47人のバーレーンの医師と看護士が、負傷した抗議者の手当てをしたというだけで、王国の君主制を打倒しようとしたとして軍事裁判所で罪に問われた」
「こういった不正を隠すことは、変化を求める戦いの中で投獄され、あるいは死亡した多数の抗議者への侮辱である」
「視野の狭い報告に基づき、FIAがレースを開催すると決定したことは、道徳的な問題よりも金銭がいかに優先されているかということを示している」
「情報を提供した主な組織はバーレーンをベースとしたナショナル・インスティチュート・オブ・ヒューマンライツであり、これはバーレーン政府と密接なかかわりを持っている。FIAの調査員は他の主要な人権団体とは接触できなかったのだろう」
「正しいことのために立ち上がり、レースをボイコットするかどうかは、チームの判断に委ねられている」

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