F1タイヤサプライヤーのピレリは、バーニー・エクレストンが提示した人工ウエットレース構想を支持した。
エクレストンは、F1レースを面白くするには、ムーバブル・リヤウイングを導入するよりも、レースの途中にサーキットを人工的にウエットコンディションにする方が効果的であると述べた。
このアイデアをピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは歓迎、ぜひやってみるべきだと述べている。
「バーニー・エクレストンのコメントは非常に興味深いものだ」と彼は英AUTOSPORTに対してコメントした。
「最近行った(ウエットの)アブダビテストがうまくいった直後に、私は彼に会って言った。『人工的にウエットにしてレースをすればいいじゃないですか?』とね。技術的にはスプリンクラーシステムによってサーキットをウエットにすることができる。だからこれはばかげたアイデアに思えるかもしれないが、そうではないのだ」
「アブダビの状況を見る限り、ウエットコンディションにおいては面白いものが見られそうだ。それに、雲がないわけだから、視界も問題ない」
「タイヤメーカーの意見では、それに適したタイヤを作ることは難しいことではない。天気など、変化する状況によって、過去に何度も素晴らしいレースを見ることができた。やってみたらいいと思う」