フェラーリ、2012年は史上最高の業績
売上高24億3,300万ユーロ、前年比8%増

正規ディーラー・ネットワークへの新車販売台数7,318台、前年比4.5%増

営業利益3億5,000万ユーロ、前年比12.1%増

純利益2億4,400万ユーロ、前年比17.8%増

事業活動による純現金10億ユーロ以上

米国、ドイツ、イギリス、中国で記録的な売り上げ

日本においても、前年比14,4%増のめざましい記録を達成

ブランド関連ビジネスでの営業利益も前年比40%増
イタリア・マラネッロ発

フェラーリは、2012年の業績を発表し、その66年に及ぶ社史において、最高となる営業利益を記録しました。この数字は、2012年期末の決算として、ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長のもと招集された取締役会において承認されました。

フェラーリは、世界経済の極端な落ち込みにも関わらず、主要な経営指標において、これまで最高だった2008年の記録をすべて塗り替えました。

2012年、正規ディーラー・ネットワークへのロードカーの販売台数は、前年比4.5%増の7,318台となりました。一方、売上高は前年比8%増となる、24億3,300万ユーロを記録しています。

営業利益は、前年比12.1%の大幅な増加となる3億5,000万ユーロを記録し、純利益も前年比17.8%増となり、2億4,400万ユーロにわずかに届かない数字となりました。売上利益率は14.4%となり、ラグジュアリー業界の上位企業として標準的な数値となっています。

フェラーリは、この12ヶ月間に目ざましい投資を実施しており、これには研究開発部門への3億2,430万ユーロも含まれます(2011年は2億8,000万ユーロ)。2012年の事業活動による純現金は、10億ユーロを越えており、この安定したキャッシュ・フロー調達力によって、これらの投資は完全に自社資金によって賄われました。

ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、「多くのヨーロッパ諸国、とりわけイタリアが経済的に困難な状況にある中で、このような結果で年度を締めくくることができたことを非常に誇りに感じています。この成功の根底にあるのは、フェラーリで働く男性、女性従業員、またフェラーリ・ブランドの強さや、充実した極めて革新的なラインナップの存在であり、これらにより、我々は世界の自動車マーケットへの拡大を続けています。 」とコメントしました。< 2012年のこの結果は、ヨーロッパを始め、アメリカ、アジア、中東を同等に分割するフェラーリの世界販売計画に則したものとなっています。多様なマーケットでの存在を強めるために、フェラーリはコマーシャル・ネットワークを再編しており、現在はアメリカ、ヨーロッパと中東、大中華圏(中国本土、香港、台湾)、極東圏という4つのコーディネーション・センターを構えています。 フェラーリは、2012年にアメリカ市場 において初めて2,000台を越える、2,058台の新車販売を記録し、カナダを含めて前年比14.6%増となりました。 ヨーロッパでも、イギリスで前年比20.4%の637台、スイスで前年比17.4%の357台を記録しました。とりわけ、ドイツは前年比8.2%の750台を記録し、ヨーロッパ諸国の中でも重要な位置にあることを改めて示しました。その他の主要なマーケットは、2011年並となっています。 イタリアでの数字は難しいものでした。この分野における2012年の市場平均である60%減よりは健闘したものの、新車販売台数は、2011年比46%減の318台となりました。 中東及びアフリカ市場は堅調を維持しており、販売台数は前年比4.5%増となる556台に達しました。 大中華圏(中国、香港、台湾)での販売台数は、前年比4%増となる記録的な784台に達し、世界で2番目のマーケットの座を維持しました。このうち、中国での販売台数は500台にわずかに足りない結果となりました。長年に渡り、フェラーリの主たるマーケットとして確立している日本は、前年比14.4%増という目ざましい二桁回復を見せ、販売台数は302台となりました。 2012年に再編成をしたブランド関連ビジネスにおいては(リテール、ライセンス事業、Eコマース)、その優れた成果が出たことにより、売上は5,000万ユーロ以上に達し、営業利益ベースで前年比40%増になりました。リテールにおいては、前年比5%増となりました。世界50ヵ所の「フェラーリ・ストア」に新しいインテリア・デザイン・コンセプトを取り入れたことも、好調な要因に寄与しています。 ライセンス・ビジネスも前年比22%増と著しい成長を見せています。さらにEコマースでの収益は、前年比31%増の700万ユーロ強に達しています。フェラーリは特に、多彩なウェブ・チャンネルを通じて広範囲に存在感を高めることを重視しており、ソーシャル・ネットワークにおいて、Facebookでは1,000万人のファンを獲得しています。 スポンサーシップに目を向けると、スクーデリア・フェラーリは中国から初めてウェイチャイ・パワーをパートナーに迎え入れました。親会社であるウェイチャイ・グループは、中国を代表するコングロマリットです。フェラーリはまた、ウブロやカスペルスキー、TNTといった、それぞれの分野で世界をリードする企業との関係を強めています。

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