ブリヂストンは21日、2013年のモータースポーツ体制発表について、東京・京橋の本社で発表会を行った。四輪ではスーパーGT500クラス、GT300クラスにタイヤを供給するほか、スーパーフォーミュラのワンメイクタイヤをサポートする。
今季も四輪、二輪ともに多くのモータースポーツ活動を行うブリヂストン。この日、東京本社のエントランスに設けられた会場で行われた体制発表会には多くの報道陣が訪れたが、ブリヂストンがこうしてモータースポーツ体制発表会を行うのはなんと7年ぶり。ブリヂストンが今季に懸ける強い意気込みが述べられることになった。
特に強い意気込みが語られたのは、2011年、12年とライバルのミシュランタイヤにGT500チャンピオン獲得を許しているスーパーGTだ。「最近、ブリヂストンはモータースポーツで元気がないのではないか、とまわりからお声を頂戴することが多い。去年までも一生懸命やっていましたが、今年はブリヂストンとしての意気込みを宣言するためにこういう会を開きました」と語るのはブリヂストンのモータースポーツ担当を務める武濤雄一郎常務執行役員。
この日は今季に向けた意気込みを語るべく、二輪から全日本ロードレースに参戦する秋吉耕佑、そして四輪からはGT500クラスでDENSO KOBELCO SC430をドライブする脇阪寿一と、トップクラスのライダー、ドライバーがゲストとして登場。ピストン西沢さんの司会の下、それぞれ意気込みを語った。
昨年はミシュランを装着、今季ふたたびブリヂストンを装着することになった寿一は、「1年間ブリヂストン以外のタイヤでレースをしたのは、実は去年が初めてだったんですが、今年戻ってみて気付いたのは、現場の皆さんの目の色が違う(笑)」と1年を経て戻った印象を語る。
「スーパーGTは世界で唯一と言っていいタイヤウォーズがあるレース。ここでブリヂストンがチャンピオンを獲ることができれば、それは世界に向けたアピールになる。そして、何度でも言いますけど、ブリヂストンの皆さんは『本気』なんですよ」と寿一自身も、タイトル奪還に向けて燃えるブリヂストンの意気込みを感じている様子。
「スーパーGTを観戦に来る子どもたちが、僕たちが勝つところを見て、将来自分が買うクルマに『ブリヂストンを着けたい』と言ってもらえるようなレースをしたい。すでに岡山で昨オフにブリヂストンを履いた時から、すごいタイムが出た。楽しみですね」
「去年はタイトルが獲れませんでしたが、今年は僕も本気でタイトルを狙いにいく。レースのためにできることはすべてやる。今年、レースの神様のご縁でブリヂストンさんに戻った。『脇阪寿一ここにあり』というレースを、ブリヂストンとともに見せたいですね」と寿一が語ると、場内からは拍手も起きた。
この日意気込みを語った関係者全員が『本気』をアピールし、「100分の1秒を削るために、正月返上で開発してきた」とGT500タイトル奪還に燃えるブリヂストン。09年規定のGT500マシンが最終年となる今季、スーパーGTでは至高のタイヤウォーズが展開されることになりそうだ。
