アレックス・ブルツはチーム・スーパーファンドを率い、2010年F1へのエントリーを行ったものの、バジェットキャップ制導入の行方が不透明な中、エントリーを断念する可能性もあるようだ。
2010年F1へのバジェットキャップ制導入は今も確実となっておらず、RML、エプシロン・エウスカディ、iスポーツ・インターナショナルはエントリーを見合わせた。一方で、プロドライブ、ローラ、チームUSF1、カンポス・メタ1、ライトスピードGP、チーム・スーパーファンドがエントリーを申請している。
チーム・スーパーファンドは、ベネトン、マクラーレン、ウイリアムズでドライバーを務めた経験を持つブルツが率い、オーストリアの投資会社の出資の下、コスワースエンジンを使用して参戦する計画でエントリーを提出したものの、来季のレギュレーションが早急に明確にならなければ、エントリーを取り下げる可能性もあるようだ。
「どういう事態になるかに多くのことが左右される」と、35歳のブルツは、イギリスのデイリー・テレグラフ紙にコメントしている。
「我々としては早くすべてを稼動させる必要があり、ふたつのシナリオを用意している。既存チームからサポートを受けるか、インディペンデントチームとして始動するかのどちらかだ。しかし、2010年、そしてそれ以降に我々は何を許され何を許されないのかがはっきりするまでは、何も完全に決定することはできない」